ものづくりストーリー

エアニット生地ができるまで

丸編みの産地が産む、ふっくら極上の肌触り。

プリスティンのロングセラー「ハイネックパジャマ」や「オールオーガニックブラ&ショーツ」に使用している、ガーゼエアニットの生地ができるまでを取材しました。すべてのものには生まれてきたストーリーがあります。みなさまの手元に届くまでに辿ってきたものづくりの様子を、少し覗いてみませんか。

エアニットとは

接結天竺、通称エアニット。薄手で滑らかなカットソー生地を2枚重ねて留め合わせた生地です。そうすることで生地の間に体温が含まれ、あたたかな空気に包み込まれるような着心地になります。

和歌山県和歌山市へ

訪れたのは、丸編みの産地で有名な和歌山県。今年で103周年を迎える、志茂合繊メリヤス株式会社の営業部の小林さんに案内していただきました。

編み立ての様子を見に行きましょう

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エアニットは、この大きな「丸編み機」で編み立てます。立てかけられているのは、ガーゼエアニットに使用する60番手の細い糸コーンで、それぞれの糸が編み機の上部につながっています。

細番手の糸で、ゆっくりと編む。

ゆったりとした速度でチューブ状に編み立てられてゆきます。一時期はなめらかなガーゼニット生地の生産が多かったそうですが、60番手の細い糸で作る生産性が良くないため、最近は減っているそうです。プリスティンの生地は、柔らかく仕上げるために度目(生地の密度)を、緩めに調整しています。

表裏、さらにもう一度、生地を検反。

1反で50mあるガーゼエアニットの生地。生地を広げて表裏、出来上がった生地の状態をチェックします。


二枚重ねの接結生地は、生地の間に綿埃などが入っていないか目視でしっかり確認し、隙間に入った小さな綿埃があればエアーで取り除きます。


このあと生地を畳む際にも、2回目の検反を行い徹底したチェックをします。

徹底した工場の管理。

志茂合繊メリヤスさんの機械はどこを見ても綺麗。傷や汚れが出ないように編み機の掃除や調整を行うのはもちろん、生地が触れる全ての機械、装置を汚れのない状態に保つことが徹底されています。

肌触りもデザインも叶える、接結生地。

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案内してくれた小林さんは接結生地の魅力について、生地を止めるというだけでなく様々な柄も作れる為、 肌触りもデザイン性も持たせたいパジャマやインナーにぴったりな生地 だと語ってくださいました。

生地のデザインが肌触りの良さにもつながるエアニット。

ぜひなめらかな生地に包み込まれて極上の時間をお過ごしください。

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